2021年マンスリーレポート Vol.5

SOLTILO AFRICA DREAM SOCCER TOUR supported by SHOWA GLOVE 2021年 マンスリーレポート Vol.5

報告者:土屋 雅人

はじめに

今月は”影のブレイン”の大活躍もあり、新規指導先を2クラブ拡大することに成功!

既存指導先の子ども達と合わせてこれまで以上にプロジェクトを盛り上げていこうと、5月下旬~6月実施予定の交流試合やコラボイベントを複数企画調整していましたが、本年1月から安定していたはずのコロナ感染者数が増加傾向となってしまい、5/30(日)に企画していた『あしながウガンダの子ども達vs駐在日本人チーム』の交流試合が早くも中止となってしまいました…

日進月歩の状況が続いておりますが、焦らず前を向いて1歩1歩進んでいければと存じます。

活動報告(各国状況)

①新規指導先情報

1.DERAM FOR AFRICAN ACADEMY

首都カンパラ、Namuwongo地区のスラムに住む子供達に無償でサッカーを教えているDREAM FOR AFRICAN ACADEMYの活動に共感し、週1~2回を目安に同クラブの子ども達への指導ならびにコーチ達との指導ノウハウの共有、他の指導先との交流やサッカー以外の才能育成機会提供を行っていきます。

初指導日は生憎の雨。

グラウンド上を水が流れています(傾斜があり平ではないため)が、水が流れているグラウンドの方が(平らで)水たまりの出来るグラウンドと比較するとボールが良く走ることが判明! 思ったよりしっかりとボールポゼッション練習できました(笑)

滑りやすいグラウンドでもしっかりとバランスを保って、逞しくサッカーに取り組む選手たち。

今後の成長を楽しみに共に精進していきたいと思います。

↓DREAM FOR AFRICAN ACADEMY フェイスブックページ

2. Nabweru Community Soccer Academy

カンパラ市内Nabweru地区周辺の子ども達を対象にサッカー指導を行っているNabweru Community Soccer Academy でも、週1~2日回目安として選手たちへのサッカー指導および指導ノウハウの相互提供をさせて頂きます。

同クラブの監督(写真1枚目右端、2枚目左端の青シャツを着た人物)を務めるジョセフ氏は、SOLTILO Bright Stars FCの元選手でクラブを地域リーグから現在のウガンダプレミアリーグまで引き上げたレジェンド選手の一人!

すでに現役は引退しているものの、さすがは元Bright Starsのレジェンド選手。

選手と混じってプレーしている姿は元プロ選手のオーラを感じさせます!

元Bright Stars選手に鍛えられた選手たちが、近い将来Bright Starsユースやトップチームで活躍する日を共に夢見て、共に活動していきたいと思います。

↓ Nabweru Community Soccer Acadmy フェイスブックページ

②地域コミュニティ活動

地域貢献活動の一環として、ガヤザ地区の子ども達とサッカー練習前にゴミ拾いを実施しています。

写真2枚目がbefore(上)/after(下)です。

1週間後にグラウンドを訪れると、残念ながらまたゴミが放置された元の状況に戻ってしまっていますが、子供たちは一生懸命に自分たちのグラウンドを綺麗にしてくれます!

参加してくれる子ども達の人数も回を重ねる毎に増えてきていて、既に日本から持ってきた手袋が在庫切れとなってしまいましたが…

手袋を片手ずつでシェアしながら頑張ってくれています!【※】

彼らの「掃除時間内」の献身的な姿勢は心打つものがある一方で、「掃除時間外」になるとついさっきまでの姿が嘘のようにポイ捨て行為をしてしまう子ども達が半数以上おり、生活習慣の違いや問題の根深さを実感させられる場面も多いです。

まずは子ども達一人ひとりが自分のごみをその場に捨てない癖がつくまで、根気強く続けていきます。

※手袋が行き届かなかった/サイズが合わなかった子ども達には、使い捨て手袋の配布を行い活動を実施しています。

※活動後はサラヤして(=サニタイザーで手指消毒して)練習を行っています。

③日本食レストランにて職業体験&日本文化体験を実施

カンパラ市Nakasero地区にお店を構える日本食レストラン YUJO IZAKAYA 様にご協力頂き、

”同級生からの他薦”で選ばれたあしながウガンダの代表生徒5名が職業体験をさせて頂きました!

この日のテーマはチキン照り焼き丼セット!

まずはシェフから調理手順や使用する調味料などについてのレクチャーを受けます。

シェフの教えを聞き逃すまいと適宜メモを取りながら熱心に話を聞き、自分達から積極的に質問している姿が印象的でした!

続いては接客体験。

自分達が(一部)調理した照り焼き丼を、お客様(=引率してくれた先生たち)に提供します。

残念ながら、箸やフォークを持っていくことを忘れてしまった子ども達でしたが、

【接客とは =お客様がして欲しいことを先回りして考えること】

を理解する良い学びとなったことでしょう!

職業体験を終えた子ども達にレストランからプレゼント!

チキン照り焼き弁当をご馳走頂きました!

初めてのお箸に大苦戦する子もいましたが、日本の味、食文化に全員ご満悦でした!

最後は自分達で皿洗いをして体験終了!

今回も貴重な機会を頂きました YUJO IZAKAYA 様 ありがとうございました!

④プロジェクト展開国の状況

日本、ケニア、ルワンダ、ウガンダの人口100万人当たり感染者数7日平均線
日本、ケニア、ルワンダ、ウガンダのCOVID-19ワクチン(1回目)接種状況【人口に対する接種率】

出典:Our World in Data (https://ourworldindata.org/

ケニア
  • 5/1(土)にコロナ対策規制が一部緩和され、再びスポーツ活動が解禁なった
  • 国内の移動禁止区域規制は解除されたものの、引き続き夜間外出制限(夜10時~翌朝4時)や飲食店の営業制限(酒類提供は夜7時まで等)の制約が課されている
  • 参照:外務省海外安全ホームページ_ケニア (https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_100.html#ad-image-0)
ルワンダ
  • 夜間外出禁止時間(午後9時~⇒午後10時~)、公共交通機関乗車定員(50%⇒75%)、スポーツジムの段階的な営業許可等徐々に規制が緩和されつつあるが、引き続きサッカー等接触を伴うスポーツは禁止とされている
  • 他方、5月16日~5月30日の日程で、アフリカ12か国12クラブによる第一回大会となるBAL(バスケットボールアフリカリーグ)が開催されており、他競技のスポーツ大会再開に向けた前向きな動きがみられる。なお、同大会はNBA(ナショナルバスケットボールリーグ)が運営協力をしていることで話題を集めており、今後アフリカバスケットボール界の更なる盛り上がりが期待されている(https://www.msn.com/ja-jp/money/other/nba%E3%81%8Cnba%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%82%92%E8%A8%AD%E7%AB%8B/ar-AAKl0sf
  • 参照:外務省海外安全ホームページ_ルワンダ (https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_131.html#ad-image-0)
ウガンダ
  • 2021年1月中旬以降、安定して感染者数を低く抑えることに成功していたが、5月中旬以降から感染者数が増加傾向に転じてしまった。
  • 5/29(土)に行われたムセベニ大統領演説では、改めて感染予防対策の徹底が促され、今後2~3日の状況をみて5/31(月)週に必要な規制強化策が施行されることが発表された。
  • 参照:在ウガンダ日本大使館 ( https://www.ug.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

SOLTILO BRIGHT STARS FC

ウガンダリーグ1部

ー ウガンダリーグ1部
現在5位/16チーム中(11勝8分6敗)
※2021年5月19日時点

第16節 vs. Kitara(A)〇3-1
第17節 vs. Wakiso Giants(H)〇3-2
第18節 vs. MYDA(A)〇3-0
第19節 vs.Express(H)〇2-1
第20節 vs. URA FC(H)△0-0
第21節 vs. KCCA(A)〇2-0
第22節 vs. Villa(A)△0-0
第23節 vs. Mbarara City(H)〇3-1
第24節 vs. Bull(A)〇1-0
第25節 vs. Onduparaka(A)△0-0

ー ウガンダカップ[ラウンド16]
vs. Police
1stレグ:×1-4、2ndレグ:〇1-0、Total:2-4

Samuel Kayongo Ssekamatte (サミュエル・カヨンゴ・セカマテ)選手が月間最優秀選手(4月)
Baker( ベーカー)監督が月間最優秀コーチ(4月)をそれぞれ受賞

4月のリーグ戦快進撃(5勝1分け)を受けて、SOLTILO Bright Stars FC 選手、監督が月間優秀賞をダブル受賞いたしました!

また、リーグによる表彰にのみならず、ファン投票による月間最優秀賞もダブル受賞となっております!

詳細はこちらのリンクをぜひご覧ください(https://note.com/soltilotimes/n/n13e4f2c9657a?utm_source=BenchmarkEmail&utm_campaign=%E3%80%90Vol.050%E3%80%91SOLTILO_TIMES_5%E6%9C%88%E5%8F%B7_2&utm_medium=email

AFRICA DREAM SOCCER TOUR ここだけの話(書き手:土屋)

今回はAFRICA DREAM SOCCER TOUR ウガンダにおける影のブレインを紹介します!

彼の名前はデイビット。

ウガンダで我々SOLTILOグループが贔屓にしているタクシードライバーです。

お箸も器用に使えます!1枚目写真の日本人男性は、ご存じの通り前任の本松コーチです。

大のサッカー好きで、マンチェスターユナイテッドのファン。

注目の試合がある日は頼まなくても試合情報を入れてくれます!

たまに子ども達とサッカーもプレーします!

(下記引用動画手前コートで、最初にボールを持っている人物がデイビットです)

上記で新規指導先として2クラブを紹介しましたが、その両クラブともアポイントを取って私とつないでくれたのはデイビットでした!

実は話がうまく進まなかったクラブを合わせると、今回3クラブと私をつないでくれたことになります!

クラブ紹介以外にも、英語が苦手な子どもと私の通訳をしてくれたり、インターネットで調べても出てこないであろうローカルグルメを紹介してくれたりと、彼無しでは我々の活動は語れません。

多くの方に支えられてのプロジェクト!間違いなく、彼もその一人です!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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2021年マンスリーレポート Vol.5” に対して1件のコメントがあります。

  1. 佐藤里奈 より:

    様々な人が関わり、この活動をサポートされていることがよく伝わってきます。
    今後も写真やtweetだけでは分からない部分、こちらで共有していただけること楽しみにしています。

佐藤里奈 へ返信する コメントをキャンセル

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