2021年マンスリーレポート Vol.9

SOLTILO AFRICA DREAM SOCCER TOUR supported by SHOWA GLOVE 2021年 マンスリーレポート Vol.9

報告者:土屋 雅人

はじめに

9月下旬としてはまだまだ暑い日が続きますが、真夏日と比べると日中でも過ごしやすい日が増えてきましたね!

ちなみにケニア首都ナイロビやウガンダ首都カンパラの乾季の気候は最近の日本の気候にかなり近いです!

気温が30度前後まで上がるものの湿度が低いので過ごしやすく、夜は半袖だと少し肌寒く感じるくらい気温が下がる。

8月下旬にナイロビから一時帰国して、日本の残暑に気が滅入っておりましたが、やっと日本も快適な気候になってきました!

今号では、国内プロジェクト=Japan Dreamで再会した子ども達から垣間見えた成長の様子や、

年内学校閉鎖の不自由な環境であっても逞しくサッカーに取り組むウガンダのサッカー少年たちの近況などをまとめています。

お手すきの際にぜひご覧ください。

活動報告(各国状況)

①国内プロジェクト=Japan Dream Project活動再開!

(プロジェクト担当コーチ土屋の)14日間の帰国隔離が終了した最初の週末の9月12日、

約半年ぶりに、首都圏の児童養護施設・母子生活支援施設を対象とサッカー教室を再開いたしました!

半年ぶりに再開した子ども達。

特に、弊社国内スクール= SOLTILO FAMILIA SOCCER SCHOOL でサッカーの練習を継続していた計4名の子ども達。

それぞれに成長がみられました。

特に成長を感じのは先週前の挨拶。

自分達から”おはようございます”と挨拶してくれた時には、寧ろ驚いてしまいました!

子ども達に出会った当初は、挨拶することや自分の感情や考えたことを表現することも難しく、

モジモジしながら顔色を窺っているような素振りが見受けられましたが、

サッカースクールを通じて多少なりともコミュニケーション力が向上し、表情が明るくなったように感じました!

挨拶以外にも、練習と練習の合間に、ボールを使ってリフティングの練習をする姿が見受けられたり、
(※リフティングの課題を課している背景ももちろんあります…)

スクールに通う子ども達の様子を見て、他の受益者の子ども達が

”僕も(私も)サッカースクール行きたい”

とモチベーションにして頑張ってくれたりと、子ども達にとっても良い刺激になっていると感じました。

今後も継続して、子ども達の成長を見守っていきたいと思います。

②あしながウガンダのサッカー少年4名が、Nabweru Community Soccer Academy の練習に参加

チャリティサッカー教室で指導させて頂いている あしながウガンダ のサッカー少年4人が、

ウガンダ提携アカデミーの一つである Nabweru Community Soccer Academy の練習にトライアル参加しています!

今回参加しているのはコチラの4名

4名ともサッカーに対する情熱が高く、学校でサッカー教室を実施する際は、リーダー的存在として、他の生徒をまとめてくれています。

アンドリュー君、ジミー君に関しては、もう一つのウガンダ提携アカデミーである、Edger Youth Program にも所属しておりましたが、

コロナ禍の影響で同チーム活動再開の見通しが立たず、チームの一員としてサッカーの練習に参加する機会が限られている状況でした。

また、ウガンダ政府はコロナウィルス感染対策として、2021年中のPrimary School(=日本の小中学校)の閉鎖を決めたため、

彼らは学校で友人や先生と会うことが出来ず、不自由な環境での生活を強いられていました。

今回の練習参加により、子ども達が日々のストレスやサッカーがしたくても出来なかったモヤモヤを思い切り発散でき、

制限のある生活の中に少しでも多くの楽しみや生きがいをもってくれたら嬉しいですし、

コーチ、生徒本人、各家庭の3者が揃って同アカデミーへの所属を希望する場合は、継続してサポートしていきたいと考えています。

③プロジェクト展開国の状況

ケニア、ルワンダ、ウガンダの人口100万人当たり感染者数7日平均線
ケニア、ルワンダ、ウガンダのCOVID-19ワクチン(1回目)接種状況【人口に対する接種率】

出典:Our World in Data (https://ourworldindata.org/

ケニア
  • 感染第4波も収束に向かっており、8月19日を最後にコロナウィルス規制関連の政府発表は出されていない
  • ワクチン接種率も未だ5%前後であるが、旅行者含め希望者全員が無料で接種できる体制が整いつつある
  • コロナウィルスの状況は改善傾向にある一方で、長引く経済の停滞、来年8月に実施される大統領選挙、干ばつによる北部地域での緊急事態宣言を背景に、ケニア全土で治安悪化の傾向にあり、現地での活動および生活の際はこれまで以上に安全意識が求められる
  • 参照:外務省海外安全ホームページ_ケニア (https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_100.html#ad-image-0)
ルワンダ
  • コロナウィルス感染者数は順調に減少しており、レストラン収容人数等の規制も徐々に緩和されている。
  • スポーツに関しては、個人または接触の無い屋外スポーツについては許可されており、ジムおよびフィットネスセンター利用者数も段階的に拡大される
  • ワクチン接種率(1回目)は約16%で、3ヶ国の中では一番高い
  • 参照:外務省海外安全ホームページ_ルワンダ (https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_131.html#ad-image-0)
ウガンダ
  • コロナウィルス感染者数は低い水準を保っており、段階的に原稿規制が緩和されつつある。
  • しかしながら、現在も午後7時~朝5時までの外出制限が継続されており、不自由な生活を強いられている。
  • 高等学校は再開されたものの、小中学校は来年1月まで閉鎖とされており、子ども達の教育の遅れや日中手持ち無沙汰となることによる弊害(例:児童労働⇒学校からのドロップアウト、シンナー/ドラック/レイプ・若年妊娠…etc)が懸念される
  • 日本からウガンダ渡航の際のPCRテスト要件が入国前72時間以内とされ、渡航の際のスケジュールが多少ハードになった
  • 参照:外務省海外安全ホームページ_ウガンダ 
    ( https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_093.html#ad-image-0

SOLTILO BRIGHT STARS FC

【新シーズン開幕に向け、着々と準備中!!】

10月15日(金)開幕予定の2021-2022シーズンへ向け、チームは連日のトレーニングに励んでいます!

並行して、続々と新加入選手の情報もリリースされており、新シーズンに向けて期待が高まります!

なかでも一番の注目は、元チームキャプテンでありエースストライカーのネルソン選手の復帰!!

2年間、モロッコのクラブで活躍した経験をどうチームに還元してくれるのか、今から活躍が楽しみです!

他の選手の加入情報や新シーズンに向けた活動の様子は、ぜひチーム公式Twitterでチェックしてください!

新シーズンも応援のほど、よろしくお願いいたします。

AFRICA DREAM SOCCER TOUR ここだけの話(書き手:土屋)

今号では”食欲の秋”と無理やり関連付けまして、

・アフリカ滞在中の食事はどうしているのか?

・アフリカ渡航の際には何を持っていくべきなのか?

について、持論を展開していきます!

【アフリカ滞在中の食事はどうしているのか?】

⇒基本的には自炊になります(せざるを得ません…)

自炊以外には、

①外食やUber Eatsなどのデリバリーサービス

②友人宅訪問やめちゃくちゃ優しい方に作ってもらう

といった選択肢がありますが、

①⇒いくら物価が安いとはいえ毎日外食に行けるほどの収入はなく(涙)、一般的な日本人が多少お金を払ってでも外で食べたいと思えるレストランはそこそこ価格が高い(=日本と変わらないか、寧ろ高い。でも質は低い…)

②⇒夕食は未だしも、ランチや朝食を作ってもらうのはさすがに気が引ける…

上記理由から、必然的に自炊の回数が一番多くなります。

ではどんなものを作るのか?

⇒基本的には現地で手に入るものと日本から持ち込んだ調味料で、その時食べたいものと作れそうなものの最大公約数を目指します。

分量や作り方はクックパッドやYouTubeを調べれば大体出てくるので、材料や調味料を揃えることが出来れば、あとは気持ちで何とかできます。

では、次に【アフリカ渡航の際には何を持っていくべきなのか?】といった問いに対する(私の)答えですが、

⇒粉末で、汎用性が高く、現地で手に入らないもの

が現時点で最適解ではないかと感じています。

ここで、意外と知られていない‟現地で手に入る日本食に欠かせない食材”ですが、

米とキッコーマン醤油

が挙げられます。

お米に関しては、ウガンダで作られているお米が日本の味に最も近く、日本ODAで長年にわたって技術指導がなされていることもあり、品質も安定しています。

※ちなみに現地には質の良い炊飯器はないので、基本鍋で炊きます!

醬油に関しては、キッコーマン醬油が手に入ることは現地駐在員にとって非常に重要で、さもなければ中国製の日本のものとは味の異なるしょうゆを我慢して使わなければならず、日本食の味付けを表現するのがかなり困難となってしまいます…

少し脱線してしまいましたが、私のなかでアフリカ渡航の際に現地に持っていくべき日本製品はコチラです

・粉末やなるべく液体を含まない製品を選ぶのは、飛行機預入荷物の重量制限の中で、より多くの食材を運ぶため

※職業柄サッカーボールなどの用品が重量やスペースを占めるため、一般的な渡航者よりもさらに持ち運びできる食材のキャパシティが限られています。

・カレーフレークは、カレーを大量に作れて、味の素と組み合わせればカレーうどん(パスタ)のスープとして代用可能であること

・味噌汁やお吸い物粉末も同様に、本来の飲み方に加えて、パスタの味付けにもなること

※逆に市販のパスタソースはスープとして働けないので汎用性に欠ける

・味の素はあらゆる料理の土台として大きく貢献してくれること

以上が写真の食材を重宝している理由になります!


いかがでしたでしょうか?

これから海外に長期で行かれる方がいらっしゃれば、参考にしていただければ幸いです。

以上、私の個人的な意見にお付き合いいただきありがとうございました(笑)


以上、今月号もお目通し頂きありがとうございました!

日本は相変わらず暑い日が続いており、マスクが非常に不快に感じる今日この頃ですが、

引き続き健康にご留意頂きまして、実りの秋を楽しんで参りましょう!

2021年マンスリーレポート Vol.9” に対して1件のコメントがあります。

  1. 佐藤里奈 より:

    久しぶりに再会下子どもたちの成長に目を細め、涙腺が緩くなる想いですね。。。
    これからもふとした変化を感じることができるかと思うと楽しみですね。

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