2021年マンスリーレポート Vol.3

SOLTILO AFRICA DREAM SOCCER TOUR supported by SHOWA GLOVE 2021年 マンスリーレポート Vol.3

報告者:土屋 雅人

はじめに:ケニア活動再開〜停止…

こんにちは、プロジェクト担当コーチの土屋です。

3/8(月)に無事ケニア到着し、3/13(土)からサッカー教室再開!

新規2団体でのサッカー教室もスタートし、順調に活動先を拡げることが出来、

『今月号はケニアから明るい報告をお届けするぞ~』

と意気込んていたところでコロナ対策規制の強化が発表され、ケニアでの活動が無期限の活動停止となってしまいました…

3/29(月)週以降の活動は、現在調整中となり未だお伝えすることが叶いませんが、1日も早く前向きなご報告が出来るよう歩みを止めずに地に足をつけて一歩一歩進んで参ります。

引き続き応援よろしくお願いいたします。

活動報告(各国状況)

①ケニアでの活動再開~WITH コロナにおけるサッカー教室~

3/13(土)、約1年半ぶりにケニアでの活動を再開することが出来ました!!

約1年半ぶりに会うマゴソスクールの子ども達。

みんな大きく凛々しく成長していました。

通常時であっても厳しい生活環境を強いられている中での新型コロナウィルス。

想像することも難しいほどの厳しい環境を強いられたことと思いますが、こうして目の前で元気でたくましくサッカーをしてくれる姿に、私はただただ勇気を感動をもらいました。

サッカー指導者として、彼/彼女らに貢献出来ることは決して大きくはありませんが、子ども達が一時でも日々の苦労を忘れ、心から楽しむことが出来る時間を作れるよう、活動してきたいと思います!

また、with コロナにおける感染症対策として、

  • 検温実施(37.5℃以上であった場合は練習参加を見送り頂く)
  • 練習前後の手指消毒
  • 一人につき1ペットボトル配布
  • 練習参加人数(1回あたり)20名まで

といった措置を取っています。

また、コーチである私自身も、感染症対策として、

  • 日々の検温
  • 2週間毎の抗原検査(簡易検査キット使用)

その他、手洗いうがい、睡眠時間の確保等の基本的な健康策をとって練習に取り組んでいます。

②新規指導先:サイディア・フラハ

【施設概要】

首都ナイロビから南東に約30㎞ほどに位置するキテンゲラ市に拠点を構える児童養護施設。

共同代表者の一人である荒川勝巳さんが、ケニア人運営者と共に同地の女性と子ども達のために立ち上げられた施設で、入居者の生活支援に加えて、ストリートチルドレンの一時保護や職業訓練等が行われている。

7年前から私立小学校の運営も開始され、地域の子ども達の教育の質向上に大きく貢献されている。

【参照URL】

【サッカー教室】

  • 毎週金曜日
  • キッズ(男女混合)20名、ガールズクラス 20名、ボーイズクラス 20名(各1時間)

③新規指導先:モヨ・チルドレン・センター

【施設概要】

首都ナイロビから北東に約45㎞ほど離れたティカ市にて活動するNGO。

代表である松下照美さんが現地スタッフと共に運営する施設で、1999年から22年に渡り、現地の元ストリートチルドレンの生活支援や域内小学校への給食支援、学費援助や有機農業を通じた薬物依存者向けリハビリテーション等継続的な支援が行われている

【参照URL】

【サッカー教室】

  • 毎週土曜日
  • 「子ども達の家」入居者全員:17名(練習時間:1.5~2時間)

④プロジェクト展開国の状況

ケニア、ルワンダ、ウガンダのCOVID-19 新規感染者数7日平均線

出典:Our World in Data (https://ourworldindata.org/

ケニア、ルワンダ、ウガンダのCOVID-19 100万人当たり新規感染者数7日平均線

出典:Our World in Data (https://ourworldindata.org/

ケニア
  • Covid-19新規感染者数拡大に伴い、3/26(金)にウルフ・ケニヤッタ大統領から規制強化が発表された。
  • 主な規制内容としては、午後8時以降の外出禁止や学校の再閉鎖、スポーツ活動の禁止が明記され、これによりケニアでの活動も無期限の活動停止を強いられる事となった。
  • あくまで予測ではあるが、学校再開やスポーツ活動の再開は5月下旬と見込まれている…
  • 参照:外務省海外安全ホームページ_ケニア (https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_100.html#ad-image-0)
ルワンダ
  • 2021年2月以降、人口100万人当たり新規感染者数が10人以下で安定していることから、外出禁止時間の縮小やこれまで禁止されていた県/郡をまたぐ移動の規制緩和など、徐々に通常時に戻りつつある。
  • 4月上旬には、JICA海外協力隊の派遣再開も予定されている。
  • しかしながら、接触を伴うスポーツは引き続き禁止されており、活動再開の見通しが立たない。
  • 参照:外務省海外安全ホームページ_ルワンダ (https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_131.html#ad-image-0)
ウガンダ
  • 2021年1月中旬以降、人口100万人当たり新規感染者数は5人以下で安定している。
  • 2020年11月9日以降、規制緩和・強化に関する新たな発表は出されていない。
  • 参照:在ウガンダ日本大使館 ( https://www.ug.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

SOLTILO BRIGHT STARS FC

ウガンダリーグ1部

現在10位/16チーム中(4勝5分6敗)

※2021年3月20日時点

第1節 vs. KCCA(H)×1-2

第2節 vs. URA FC(A)△0-0

第3節 vs. Express(A)×1-2

第4節 vs. MTDA FC(H)〇3-2

第5節 vs. Wakiso Giants(A)△2-2

第6節 vs. Kitara(H)〇5-0

第7節 vs. Busoga United FC(A)△1-1

第8節 vs. UPDF(H)〇3-0

第9節 vs. Kyetume(A)△2-2

第10節 vs. Police(H)△2-2

第11節 vs. Vipers(A)×0-2

第12節 vs. Onduparka(H)×0-1

第13節 vs. Bul(H)×0-2

第14節 vs. Mbarara City(A)〇1-0

第15節 vs. Villa(H)×1-2

AFRICA DREAM SOCCER TOUR ここだけの話(書き手:二村)

プロジェクト責任者の二村です。

ついこの間、新しい年が始まったなと思ったら、あっという間に4月が目前ですね。光陰矢の如しとはまさにこのことです。

今号は、最近読んでいる本の印象的な一節をご紹介したいと思います。いまや誰もが知っている大企業リクルートの創業者に迫る「起業の天才!江副浩正 8兆円企業リクルートを作った男」という本です。その中で、江副氏とホンダを立ち上げた伝説の人物である本田宗一郎氏とのあるやり取りが取り上げられていました。

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(以下抜粋)

「江副くん、俺はとにかく優秀な奴が採りてえんだ。てめえのために頑張る奴がいい」

「ホンダのために働く人じゃないんですか」

「ウチのために働けなんてケチなことは言わねえよ。てめえがやりたいことやるために使うくらいがちょうどいいんだ」

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私はこのやり取りを読んだとき、真っ先に自分自身を思い返しました。私自身が、本田氏流に言うと「てめえがやりたいことをやるために」いまの会社で働いているし、AFRICA DREAM SOCCER TOURも開始しました。土屋コーチもそうじゃないかと思います。(彼の人柄がよく出ているインタビューが掲載されているので、気になる方はこちらまで⇒ SOLTILO TIMES Vol.041 12月号 1st|SOLTILO TIMES|note

「アフリカでの活動、素晴らしいですね!」とお褒めいただく機会があります。私はそこに違和感を感じていました。なぜなら、機会の不平等に直面する子ども達への活動は、私が「やりたくてやっている」からです。幼少期に父を亡くし、たくさんの人に支えられて生きてきたからこそ、こういった形で[恩送り]をさせていただいているのかもしれません。

現地の子ども達に寄り添い、こちらの都合を押し付けず、コツコツと。これからもアフリカでの活動は続いていきます。

(2019年に実施させて頂いたHONDA様工場見学の様子)

最後までお読みいただきありがとうございました!

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2021年マンスリーレポート Vol.3” に対して1件のコメントがあります。

  1. 佐藤里奈 より:

    子どもたちがボールを追いかける生き生きとした姿、それを観ているだけで心動かされるものがありますね。

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